今回は水戸市から加波山市場に出品して頂いているとりくま農園さんにインタビューして来ました!
加波山市場でも人気になっているイチゴですがこんな拘りがあるんですね。という話や状況もわかりますよ~。
それではインタビュースタートです。
それではよろしくお願いします。
農業をする前は何をされていたんですか?
脱サラというかデザイナーをずっとやっていたんです。
コロナで仕事が減っちゃって、まぁ農業結構やりたいなってのもあって、時間空いたんで農業勉強して、なんでも良かったんですけど、妻がいちご大好物なので、とりあえずそれでやってみようかとなった感じです。
それで調べていけば調べていくほどイチゴって大変だって気付かされました(笑)
毎日後悔しながらやってはいるんですけど、今こんなに辛いのが将来良かったと思えるように頑張って一生懸命やっている所です。
ハハハ(笑)
スタートは3年前なのですか?
今年3年目になって、やっと何だろう。
ファンが付いたような感覚があるような・・・
確実にファンはついてますよ。
うちでもわかるくらいです。
まだ自分たちでそこまで納得出来る物は出来ていないんです。
他のイチゴ農家さんと比べたらまだまだだと思っています。
なので、今いるファンをガッカリさせないように頑張っていかないととは思っています。
品種はどんなものがありますか?
さちのか、紅ほっぺ、スターナイト、いばらキッスがあります。
将来、観光農園やりたいなってのがあって、色んな品種を食べてほしくて毎年4品種やっています。
肥料とかはどうしてますか?
肥料は基本的には土壌診断して、施肥量を最初に計画が経ち、それに倣いながら、これはいらないなとか思ったら減らしたりしながら調整している感じです。
グラフ化してくれるんで、イチゴの具合を見て判断していきます。
なるほど~
土壌診断とは、人で言う健康診断のようなものです。
畑の状態を科学的に診断し、畑にある栄養や状態を見極め、足りていないものを足し、足りてるものは足さないようにするような事を「とりくま農園」さんはやっているんですね。
計算された美味しいイチゴなんですね~♪
それにしても沢山のイチゴがありますが、1棟何本くらい定植しているんですか?
約2000本くらいです。
6棟あるので12000本ほど定植しています。
こんなに美味しいイチゴが作れるなんて、
誰かに教わったんでしょうか?
結構厳しめな師匠がいまして・・・
今でも震え上がっているんですが・・・
ハハハ(笑)
ハハハ(笑)
凄く売っている方で、しかも一人で拘りもってやっている人で、イチゴ愛が凄い人で、こういう頑張っているというか、ちゃんとやっている方って尊敬に値すると思っているので、しっかりついていきたいと思っています。
今でも緊張しますが(汗)
この畝高は作業をしやすくする為なのですか?
それもありますけど、平坦にやっちゃうとイチゴに土がついてしまうんです。
去年とかは今以上にわーって伸びてきて、イチゴをタイヤとかで踏んだりもします。
あとは両面に光を当てやすいとかもありますね。
師匠が怖くてもリスペクトしながら教わっている「とりくま農園」さんですが、今でも緊張するなんて、少しお会いしてみたくもなりますよね。
師匠のイチゴは近くで直売しているようなのですが、開店前から列が出来るらしいです。
そんなイチゴも食べてみたいですね~。
ここからは加波山市場についても聞いてみました。
加波山市場にイチゴを出してくれた経緯を知りたいです。
そもそも主人が桜川市の出身なんで、それもあってその辺りで出したいねって話をしていたんです。
桜川市にある永山ダンボールの社長が同級生なんですよ。
そうなんですね~。
加波山市場にも返礼品の便とか入れてくれてますよ。
社長が同級生で、この辺でって話をしていた時に、加波山市場知り合いいるよ~って聞いて、話通してもらったのが経緯ですね。
今のカバイチに期待する事だったりありませんか?
凄く良くしてもらってるので、そのままでいてほしいと思っています。
ありがたい言葉です(^^♪
最初入って、おしゃれな感じもして印象が良かったですよ。
明るいなぁと思ってました。
スタッフさん達が一生懸命売り場を作ってて、凄いね凄いねって言いながら帰った記憶がありますよ(笑)
それはありがたいですね(笑)
あの辺はまだ若い人もいると思うし、まだ加波山市場に気付いてない人もいるんじゃないですかね?
そうなんですよ~。
だからとりくまさんのイチゴのような良い物を扱っていきたいと思っています。
コーヒーとかも飲ませてもらったけど、美味しかったよね?
美味しかったよね(笑)
それは良かったです!
加波山市場に好印象を持っていただけていて大変嬉しく思います。
この「とりくま農園」さんのイチゴですが、私がカバイチに入って間もなくして、入荷が始まったのですが、朝から買いに来る人もいて、既にリピーターがついていたように思っていました。
そこにはイチゴだけでない戦術や強味があったようです。
やっぱりまずはパッケージが良かったように思います。
可愛いし、並べ方も上手なんだと思います。
あとは4ケース買ったら可愛い箱もついてくるというのも良かったのではないかと思いますね。
あのダンボールは永山ダンボールです(笑)
ハハハ(笑)
その辺でかなりお客様の心をガッシリ掴んだのではないかと思います。
自分たちも良いイチゴを貰う時はそれなりの箱とかがほしいなって思うところもあって、箱はしっかり作ろうねって話はしていました。
最初は無地箱でもいいかなって話してたんですよ(笑)
そうなんですけど(笑)
まぁそれを色々相談してたら、ちゃんと作ったがいいなって事で、何回も出てきていますけど永山ダンボールさんに頼んだんです(笑)
あの柄と名前が鉾に入っているからこそ、貰った人も名前を憶えて買いに来るというサイクルも出来ているかなと思うんですよね。
これデザインは誰がされているんですか?
私です(笑)
お互いにチェックしながら、僕はこうしてもいいんじゃないかなって少し言う程度です。
2人ともデザイン関係の仕事もしていたようで、箱のデザインも2人で協力しながら作っていったんですね。
持っている武器は全て使いながら、販売にも頭を使ってやっている印象を受けましたよ。
品種についても少し聞いてみました。
品種も色々ありますが、スターナイトについて教えてもらっていいですか?
スターナイトは去年やろうと思った時には買えなくて、今年は買えたんで今植わっているんですが、あんまり見ないですよね。
と、思いますよ。
実際私はカバイチで知りましたから。
やわらかくて甘いのが特徴です。
そして「とりくま農園」さんに夢も聞いてみました。
これからの夢などありませんか?
それはおちゃらけた奴ですか?
それなら沢山出てくるんですけど(笑)
ハハハ(笑)
でもまぁそうですね。
うちの奥さんがイチゴが食べたいって言ったのが始まりだったけど、観光農園に来てもらって、皆さんに「美味しい」と言ってもらえるような観光農園をやりたいってのはありますね。
これが今すぐ言える夢かなぁと思います。
今感想などは店員さんからは聞けるけど、お客さんから直接はなかなか聞けないとこもあるんですよね。
もっといろんな人に「美味しい」と言ってもらいたいですね。
他には加工品もやっていきたいと思っています。
ジャムにするのもったいないように思ってしまうけど。
わかる~それ
なんかもったいない感じするよね~
でも加工されている商品を見ていると、今までも何か所か期間限定でやってくださった事とかもあったんですけど、やっぱりそれも嬉しいっていうか、そういう形にしてくれるんだっていう喜びはありますよね。
今は水戸市や桜川市で楽しんでもらっていますが、私静岡出身なんですけど、先々静岡の人にも楽しんでほしいなという願いはあります。
ECサイトなども考えていますが、うちは完熟採りなので、宅配してもらう時にどうしても崩れてしまったり傷ついてしまったりするので、その辺をなるべくならないように箱も工夫していきたいし、関東圏内だけ宅配を扱っていくなど考えています。
2人共東京で働いていたので、東京にも知り合いが沢山いて、その人達にも食べてもらいたいなぁって思っています。
素敵な夢が沢山あるんですね。
ECサイトなどで大きな農園になっていくのかもしれません。
このイチゴは皆さんに食べてもらいたいなって強く思いますよ♪
実は話をしながらイチゴを頂いてまして、気分は観光農園でした♪
まとめ
インタビュー中の2人の自然な仲の良さが印象的でした。
奥さんの瞳さんもそうですが、ご主人の克彰さんが特に瞳さんを大事にしていると感じました。
最初の発端は瞳さんがイチゴを食べたいと言ったからとの事でしたから、人生をかけて瞳さんにイチゴを作り、その大事なイチゴを自分たちが大事にしていた友人や、まだ見ぬ関係していく人たちに「美味しい」と言ってほしいと思っている温かい農園でした。
そして実は瞳さんはお腹に命も授かっており、イチゴも幸せに包まれていると言えそうですよね。
加波山市場的には沢山イチゴを持ってきてほしいですが、あまりご無理をさせてはいけないなぁと思っているところではありますが、真壁のひな祭りなどイベントもあったので、沢山持って来ていただき、無理させてしまったかなと反省しているところです(汗)
5月くらいまでは「とりくま農園」さんのイチゴは楽しめますので、皆さん足を運んでくださいね♪
PS:なくなるときはあっさり朝になくなってしまうので、みなさん早めに来て下さいね~。